西田 章..
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(備忘録)司法試験受験と「反骨精神」(≠経済合理性に基づく判断)
今年(令和4年)の司法試験が来月に迫っているが、来年(令和5年)からは、司法試験が7月開催となり、法科大学院の最終年次の在学中の受験が可能になる。
「法曹コース」修了者の司法試験受験により、これまで「法曹となるまでに最短で約8年」だったものが、2年短縮して、「最短で約6年」になると言う。
確かに、理屈の上からは、「法曹となるまでに最短で約8年」を要する職業選択よりも、「法曹となるまでに最短で約
『ひまわり求人』掲載先へのカジュアル面談:八雲法律事務所
「『ひまわり求人』を読む(9)八雲を題材にして」に対しては、大手法律事務所に勤めるアソシエイトからの感想が届きました。それには、ポジティブとネガティブの2側面がありました。
まず、ポジティブな側面としては、「既存の法分野はすでにパートナー枠が埋まっているので、シニア世代からのクライアント承継を狙う以外に売上げを獲得する方法がない。新規分野を開拓しなければならないとは思っていた。」「その点、IT、
『ひまわり求人』を読む(12)IPAX総合法律事務所
前回、スパークルのひまわり求人を読んで、「企業法務系弁護士として一人前になるためには、アソシエイトのうちに、ジェネラル・コーポレート案件を担当しておくことがきわめて重要なのではないか?」ということを改めて感じた。
そういう視点で、ひまわり求人に掲載された広告を眺めると、もうひとつ、「ここならば、優れた教育を受けられるのではないか?」と期待できる小規模事務所が見付かる。それは、IPAX総合法律事務
『ひまわり求人』を読む(11)スパークル法律事務所
昨年、「桃尾・松尾・難波法律事務所のパートナーの地位を捨てて、独立した先生がいる」という噂を聞いて、「え?そんな人がいるの?」と耳を疑った。
桃尾・松尾・難波は、所属する弁護士の質が高く(パートナーが一流なだけでなく、優秀なアソシエイトを安定的に確保されている日本でも数少ない事務所であると思う。玉石混交の大規模事務所よりも、弁護士の平均点は遥かに高いだろう。)、クライアント層も優良であり、「企業