二度目の転職相談

備忘録/弁護士の就職と転職/二度目の転職相談

携帯電話に知らない番号からの着信。応答してみると、4年前に事務所の移籍を仲介したアソシエイトからの再度の転職相談の相談でした。

一般論でいえば、
「転職回数は少ない方がいい」
という考え方が多数説です。実際、転職活動で履歴書を出した時に、採用担当から
「こんなに転職回数が多い人は、うちに来てもまた辞めるでしょう」
と言われてしまったら、返す言葉がありません。そういう意味では、
「転職を繰り返すと、アソシエイトとしての市場価値は落ちる」
という傾向はあるような気もします。

ただ、クライアントにとってみれば、
「適切なアドバイスをスピーディーに提供してほしい」
ということだけが重要で、その弁護士の転職回数はどうせもいいことです(移籍に伴ってサービスの継続性に支障が出るのは困りますが)。

なので、ぼくは、
「パートナーとしての市場価値に転職回数は関係ない」
「自分の仕事のスタイルや性格に合った環境でパートナーになるためならば、転職を繰り返しても構わない」
と考えています(ひとつの職場の先例だけを「理想型」又は「反面教師」として事務所経営をする弁護士によりも、複数の職場を体験して、それぞれの「良いところ」「悪いところ」を相対的に評価できる弁護士のほうが構成員の意見を聞いて独自の「最適解」を見付けやすいのではないかとすら思います)。

っと、今日の4年振りのミーティングに先立って、慰留しないことの正当性をまずは自分自身に納得させるための備忘録として。


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弁護士(第一東京弁護士会)で、キャリアコンサルティング&ヘッドハンティングをしています。著書「新・弁護士の就職と転職」(商事法務、2020年)。商事法務ポータルに「弁護士の就職と転職Q&A」を連載中 https://www.shojihomu-portal.jp/gyoukai