西田 章..
キャリアコンサルティング&ヘッドハンティングをしている弁護士。兼職に一橋大学法科大学院教育課程連携協議会構成員(2021年〜)、社外役員(靴のメーカー(リーガルコーポレーション社外監査役(2023年〜))や投資・金融サービス業(小林洋行取締役(監査等委員(2017年〜))
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「多数の選択肢を慎重に比較検討すれば、最善のキャリア選択に近付くことができる」という考え方に疑問を抱いた話(多数の選択肢の比較は、説明責任を尽くすことには役立っても、『一番大事なことは何か?』を見失わせる危険があるかもしれないと感じた話)
人材紹介業者には、2つの側面がある。採用側に候補者を紹介する「リクルータ」としての側面と、相談者側に適切な転職先を提案する「キャリア・アドバイザー」としての側面である。 まず、「リクルータ」としての側面においては、「できるだけ多数の候補者を提示する」ことが「是」とされている。採用担当者としては、上司に対して「なぜ、この候補者が採用に値するのか?」を説明する際に、他の候補者よりも相対的に優れていることがその理由となり比較した候補者の数が多いほど、理由の合理性が補強されていくか