西田 章..
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備忘録/弁護士の就職と転職/転職先を決めない退職(キャリアの空白期間)
事務所に退職届を出して、有給消化中のアソシエイトの転職相談。
「一度、仕事を休んで、リセットした状態で、次を考えたい」という気持ちは理解できる。焦って、ミスマッチを起こすよりも、今度は、じっくり考えて探したい、ということなのだろう。
が、キャリアの空白期間を作ることに対するリスクについては、あまり自覚がなさそう。
これだけ売り手市場が続くと、「別に無職状態でも、贅沢を言わなければ、どこか見つか
備忘録/弁護士の就職と転職/サプライズを与えない
日本経済新聞社の年末恒例の弁護士ランキングでは、中村直人先生が、「企業が選ぶ企業法務分野」で7年連続1位に輝いています。
弁護士の中には「自分は負けたことがない」という点を自慢する人もいますが、中村先生については、「クライアントにサプライズを与えない」という点が人気の秘密だと言われます。クライアントから、それだけの評価を受けるほど、「事件の見立て」が優れていることが想像されます。
備忘録/弁護士の就職と転職/紹介業者の「負荷」価値
13年前、ぼくが、人材紹介業を始める際に、他者の作ったサーチ会社に参加したのは、
― 社長が採用側企業・法律事務所を営業に回り、自分が、若手弁護士層を回って、サーチ業務を担当する、
という分業体制が成立するという期待があったからです。
しかし、すぐに、それが無理だと感じました。
というのも、
― サーチ会社の社長にとっての良いクライアント=金払いの良い企業・法律事務所
と
― 候補者にとっての
弁護士の就職と転職/備忘録/「減点主義」と「加点主義」
ぼくは、大手事務所所属時代に、
― 経産省(経済産業省政策局)
と
― 日本銀行(金融市場局と決済機構局)
に二箇所続けて出向に行かせてもらいました。
この出向経験は、
ー もともとは同程度の能力の人も、減点主義的組織で働くか?加点主義的組織で働くか?で、仕事に対するスタンスが大きく変わっていく、
ことに気付かされました。
日本銀行では、まことしやかに、
― 入行時に新入行員はリストにおいて優