西田 章..
弁護士(第一東京弁護士会)で、キャリアコンサルティング&ヘッドハンティングをしています。著書「新・弁護士の就職と転職」(商事法務、2020年)。商事法務ポータルに「弁護士の就職と転職Q&A」を連載中
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記事一覧
『ひまわり求人』を読む(13)英和法律事務所
法務の人材市場にも人材紹介業者が参入してきて、「弁護士も転職時にはエージェントを使う」という慣行を広めている。
でも、「転職エージェントが勧めてくる先が優良事務所である」と考えてしまうのは早計である。「エージェントを利用する=採用コストを投じている」というのは確かだが、元来は「アソシエイトが頻繁に辞めてしまう事務所」や「弁護士業務をビジネスとして捉えて、新規分野開拓のための先行投資としてアソシエ
弁護士の就職と転職Q&A(対話形式編)「転職のタイミングは留学帰りが望ましいか?」
大手法律事務所のジュニア・アソシエイトからのキャリア相談に関する質疑応答の模様についても、自分の頭の整理を兼ねて、対話形式に再構成しておきたい。
弁護士の就職と転職Q&A(対話形式編)「法律事務所をすぐに辞めたら履歴書に傷が付くか?」
司法修習(75期)の弁護士からの転職相談も増えて来た。その中で、中規模事務所の1年目アソシエイトからの相談に対して、歯切れの良い回答ができずに、相談者にはもやもやが残ってしまった。自分自身の頭の整理を兼ねて、質疑の模様を対話形式で再構成してみたい。
『金融法務の理論と実践ー伝統的理解と先駆的視点』(片岡総合法律事務所編)を読んで、「スキーム構築、契約交渉から不履行時の回収まで一気通貫で代理できるファイナンス弁護士はカッコイイ」と思った話
片岡総合法律事務所が、有斐閣から『金融法務の理論と実践 伝統的理解と先駆的視点』を発刊した。本書では、第1編でホールセール取引が扱われて、第2編でリテール取引が扱われている。
片岡総合と言えば、私が、弁護士4年目に経済産業省に出向した時(2002年)から、既にレンダー側のリーガルアドバイザーとしての高い評判を確立しており、私が、弁護士6年目に日本銀行に出向した時(2004年)から、既に「決済と言