西田 章..

キャリアコンサルティング&ヘッドハンティングをしている弁護士。兼職に一橋大学法科大学院教育課程連携協議会構成員(2021年〜)、社外役員(靴のメーカー(リーガルコーポレーション社外監査役(2023年〜))や投資・金融サービス業(小林洋行取締役(監査等委員(2017年〜))

西田 章..

キャリアコンサルティング&ヘッドハンティングをしている弁護士。兼職に一橋大学法科大学院教育課程連携協議会構成員(2021年〜)、社外役員(靴のメーカー(リーガルコーポレーション社外監査役(2023年〜))や投資・金融サービス業(小林洋行取締役(監査等委員(2017年〜))

メンバーシップに加入する

弁護士のキャリアコンサルタントが、法律事務所や企業法務部門の採用ニーズや職場環境についての情報を共有するためのニュースレターです。メンバーシップ形態を採用することにより、公開情報だけでなく非公開情報も、職場のポジティブ要因だけでなく、ネガティブ要因も含めて発信していきたいと考えています。想定する読者は、弁護士、司法修習生(予定者含む)及び予備試験合格者等です。週に1回の定期通信と、オーナーが依頼されているサーチ案件についても、随時、紹介していきたいと思っています(どこまで具体的な情報を記載できるかは案件毎に異なります)。

  • フリープラン

ウィジェット

  • 商品画像

    新・弁護士の就職と転職――キャリアガイダンス72講

    西田 章
  • 商品画像

    弁護士の就職と転職―弁護士ヘッドハンターが語る25の経験則

    西田 章
  • 商品画像

    全国 法律事務所ガイド2016

マガジン

  • 企業法務insiders

    • 1,057本

    ビジネスの現場と法令との間で葛藤&奮闘する企業法務の「中の人」たちが書くnoteを集めたマガジン。「中の人」の定義は広めで。

  • 西田法務研究所通信

    NBL掲載「西田法務研究所通信」

  • 著作等

    過去に公表した著作等を紹介していきます。

  • セミナー/講演等

    過去に登壇したセミナー/講演の資料を掲載していく予定です。

記事一覧

メールの冒頭挨拶文「いつもお世話になっております。」

「インハウス転向後に法律事務所に所属して副業できる余地を残したい」というニーズを聞いて

「今は現職に留まるほうがいい、と助言することもある」と宣伝する転職エージェントの詭弁

最高裁判事のジョブ・ディスクリプションってどうなってるんだろう?

「転職=人脈の表面積の拡大→独立準備に最適?」

メールの冒頭挨拶文「いつもお世話になっております。」

面識はあるけど、特に親しくもない業者から、久々にメールで連絡が来た時、冒頭に 「いつもお世話になっております。」 と書かれていると、「あれ、この方に、いつ、何をお世話したっけ?」と考えてしまう。でも、特に何も思い浮かばない。 別パターンで「平素お世話になっております。」というのもあるが、これに対しても「日頃、そんなに親しかったかな?」と思ってしまう。 確かに、それほど親しくもない相手に対して、いきなり、送信者の都合で本題たる用件を切り出すよりも、一言、挨拶を置くほうが、メ

「インハウス転向後に法律事務所に所属して副業できる余地を残したい」というニーズを聞いて

コロナ禍においても、「法律事務所での激務に耐えられないので、会社に転職したい」という相談を受ける。まだ、多くのアソシエイトにとって「会社員になれば、労働法の保護を受けた勤務ができる」という期待がある。 最近は、それに加えて「弁護士登録先は法律事務所に残して、時々でも、副業で弁護士業務ができると良い」という希望を聞くことも増えてきた。会社員一般について「副業/兼業」を認めていく方向性がある以上、弁護士資格を持った社員がその可能性を探りたい、という気持ちはよくわかる。実際、会社

「今は現職に留まるほうがいい、と助言することもある」と宣伝する転職エージェントの詭弁

転職エージェントの広告で、「常に転職を勧誘するわけではなく、『今は転職せずに現職に留まってがんばったほうがいい』と助言することも多い」という宣伝文句を見掛ける。 転職エージェントは、「転職が成立したら、本人の初年度年俸の●%の成功報酬を稼げる」というビジネスモデルであることが候補者層にまで知れるようになったので、 「成功報酬よりも、あなたの利益を最優先に考えています!」 とアピールしたい気持ちはよくわかる。 でも、残念ながら、実態としては、「特に、今、あなたに紹介できる案

最高裁判事のジョブ・ディスクリプションってどうなってるんだろう?

6月4日の閣議で、7月に退任される最高裁判事2名の後任の人事が決まった、との報道がなされた。報道によれば、裁判官枠では大阪高裁長官の安浪亮介裁判官が、弁護士枠には、長島・大野・常松法律事務所パートナーの渡辺恵理子弁護士が任命することが決まったとのことである。 3年半前、宮崎裕子弁護士(当時)が、最高裁判事に任命されるとの閣議決定がなされたニュースに対しては、「最高裁判事の人事は、政治力ではなく、本当に、法律家としての才能やセンスを重視して行われているんだ!」と、良い意味で驚

「転職=人脈の表面積の拡大→独立準備に最適?」

昨晩、東大ロー同窓会のオンラインイベントで講演をさせてもらった。自分よりも20歳以上若い視聴者ばかりだろうから、久々に「自己紹介を」と思って、パワポを使って略歴を図示してみた。 講演では、「実態としてはネガティブな理由で行ったキャリア選択も、後付けで、ポジティブなストーリーとして解釈することも可能である」という文脈で用意したものだった。が、自分で話していて、「振り返ってみると、実はキャリアの迷走が独立準備になっていたんだなぁ」と感じさせられた。 ぼくには、独立志向がまった