西田 章..
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メールの冒頭挨拶文「いつもお世話になっております。」
面識はあるけど、特に親しくもない業者から、久々にメールで連絡が来た時、冒頭に
「いつもお世話になっております。」
と書かれていると、「あれ、この方に、いつ、何をお世話したっけ?」と考えてしまう。でも、特に何も思い浮かばない。
別パターンで「平素お世話になっております。」というのもあるが、これに対しても「日頃、そんなに親しかったかな?」と思ってしまう。
確かに、それほど親しくもない相手に対して、
「インハウス転向後に法律事務所に所属して副業できる余地を残したい」というニーズを聞いて
コロナ禍においても、「法律事務所での激務に耐えられないので、会社に転職したい」という相談を受ける。まだ、多くのアソシエイトにとって「会社員になれば、労働法の保護を受けた勤務ができる」という期待がある。
最近は、それに加えて「弁護士登録先は法律事務所に残して、時々でも、副業で弁護士業務ができると良い」という希望を聞くことも増えてきた。会社員一般について「副業/兼業」を認めていく方向性がある以上、弁
「今は現職に留まるほうがいい、と助言することもある」と宣伝する転職エージェントの詭弁
転職エージェントの広告で、「常に転職を勧誘するわけではなく、『今は転職せずに現職に留まってがんばったほうがいい』と助言することも多い」という宣伝文句を見掛ける。
転職エージェントは、「転職が成立したら、本人の初年度年俸の●%の成功報酬を稼げる」というビジネスモデルであることが候補者層にまで知れるようになったので、
「成功報酬よりも、あなたの利益を最優先に考えています!」
とアピールしたい気持ちは
最高裁判事のジョブ・ディスクリプションってどうなってるんだろう?
6月4日の閣議で、7月に退任される最高裁判事2名の後任の人事が決まった、との報道がなされた。報道によれば、裁判官枠では大阪高裁長官の安浪亮介裁判官が、弁護士枠には、長島・大野・常松法律事務所パートナーの渡辺恵理子弁護士が任命することが決まったとのことである。
3年半前、宮崎裕子弁護士(当時)が、最高裁判事に任命されるとの閣議決定がなされたニュースに対しては、「最高裁判事の人事は、政治力ではなく、
「転職=人脈の表面積の拡大→独立準備に最適?」
昨晩、東大ロー同窓会のオンラインイベントで講演をさせてもらった。自分よりも20歳以上若い視聴者ばかりだろうから、久々に「自己紹介を」と思って、パワポを使って略歴を図示してみた。
講演では、「実態としてはネガティブな理由で行ったキャリア選択も、後付けで、ポジティブなストーリーとして解釈することも可能である」という文脈で用意したものだった。が、自分で話していて、「振り返ってみると、実はキャリアの迷走