西田 章..
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『ひまわり求人』を読む(10)EY LAWを題材として
M&Aを専門とする弁護士の多くは、クライアント企業からの直接の依頼を受けるというよりも、フィナンシャル・アドバイザーからの紹介を受けて案件に携わる。
クライアント企業にとってみれば、まずは、財務・会計・税務の専門家に相談することが第一なのだろう。弁護士は、ある程度の方針が固まって、エグゼキューションが見える段階になってから参画することが多い。
もし、リーガル・サービスを財務・会計・税務の専門家
『ひまわり求人』を読む(9)八雲を題材として
ひまわり求人ナビは、検索結果の一覧だけしか見ない利用者が多い。そのため、既に評判を確立している事務所や企業であれば、掲載していることだけで意味があるが(「『ひまわり求人ナビ』を読む(5)」参照)、新しい法分野においてクライアントからの信頼を獲得し始めている「尖った事務所」が見落とされがちである。
現在のひまわり求人に掲載された情報一覧の中では、八雲法律事務所が、そのような「尖った事務所」の代表格
『ひまわり求人』を読む(8)のぞみ総合を題材として
今では、「危機管理・不祥事調査は弁護士の職務領域の一つである」という認識が一般化しているが、弁護士の職域をここまで広げることができたのには、のぞみ総合法律事務所の創設者である、矢田次男弁護士の功績が大きい。
インターネット上には、矢田弁護士が検察を辞めて弁護士に転じた経緯が語られている、2009年当時のインタビュー記事を見付けることができる(Attorney’s MAGAZINE Online弁
『ひまわり求人ナビ』を読む(7)増田パートナーズ法律事務所を題材として
大手法律事務所からのスピンアウト系を探して、ひまわり求人の検索結果を見ると、西村総合(西村あさひ)出身の増田英次弁護士(42期)が設立された増田パートナーズ法律事務所の名前が見付かる。
代表の増田弁護士には、インターネット上で、こんなプロフィールが掲載されている。
「法律事務所を経営する傍ら」「写真家として、スポーツ写真・水中写真を撮り続けている」と紹介されるような弁護士は、日本唯一の存在だろ
『ひまわり求人ナビ』を読む(6)大手法律事務所からのスピンアウト系に注目する理由
先日、経営法友会の月例会で「インハウスロイヤーのキャリアプラン」のパネルのモデレータを務めた。
このパネルでは、JTの執行役員ジェネラルカウンセルの廣瀬修さんと、東急不動産の法務部統括部長の川﨑菜穂子さんにお話をお伺いしたが、「法律事務所から会社に移って、法律事務所時代の仕事のスタイルが企業での仕事の支障になることはないか?」「法律事務所時代に学んだことのアンラーニングをする必要があることはない
『ひまわり求人ナビ』を読む(5)三井物産を題材として
「ひまわり求人ナビ」の「企業・団体」に並んでいる企業名を見ると、
「やっぱり、こういう一覧表になると、著名な一流企業は採用で大きなメリットがあるな」
と感じさせられる。
「ひまわり求人」は、検索結果の一覧を見るまでの距離は近いが、そこから、個別企業を選んでクリックするには一手間かかる。そして、一手間かけてクリックして個別のサイトを開いてみると、ごちゃごちゃした画面が現れるので、その項目を一つ一つ